【学習ブログ】暗記のポイント💡

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【西東京市:田無 個別指導塾】稲門進学ゼミナール スペシャルアドバイザー

中学校社会科教員経験36年 N先生

先生直伝!暗記の方法

暗記、苦手~。覚えるのやだ~。どうやって覚えればいいのか分からない…。すぐ忘れてしまう…。

小学生も中学生も高校生になっても、よく聞きます。

記憶には半減の法則というのがあります。100覚えても、翌日には半分忘れている。何もしなければ翌々日には、もう半分忘れる。記憶が0になることはないが、何もしなければ、毎日半分の割合で忘れていくといいます。

でも受験に暗記は大事です。最近は「思考・判断」を問う問題が増えています。でもそれらを解くためには、知識を覚えておかないと太刀打ちできないのです。時々見かけるのが、試験前にひたすら教科書や参考書を「じーっと」読んでいる生徒。そうやって内容を覚えようとしているらしい。暗記の方法は人それぞれだから、読んで覚えるのが自分に合っていればそれでいい。でも、かなりの能力が必要です。だから私は体を使うことをお勧めします♪

  • <手で書く>

暗記の基本です。漢字、人名、年号、用語などは、ただ見るだけでなく、書いて頭にインプットします。書くということは目も使っているということ。私が高校生の時、ノートに書きまくったのを覚えています。鉛筆で書いた上に、赤ボールペンで書く。その上から今度は青ボールペンで書いていく。一ページを三回使うのです。一冊終わったら、すごいノートになります。これが何冊もたまっていきました。書くときには、ただ形を写すのでなく、頭に残るように特徴や要点を整理するために書く、自分の頭に入ったかを確認するために書くのです✨

  • <声に出す>

「人の脳は自分の声がいちばん好き(耳につく)」。これは生徒から教えてもらったことです。だから自分でブツブツ言いながら覚えると効果的です。記憶力を刺激するのは、自分の声が最適なのです。私は歩いている時も、ブツブツ言って覚えます。今でも、買い物中に、英語のフレーズや世の中のできごとを一人でブツブツ言います。はたから見れば不審者ですが…。今はマスクもあるので暗記にはうってつけですね✨また、友達に説明することも効果的です。自分の声で友達に説明する。本当に理解できていなかったら、説明できません。相手が理解できなかったら、自分の説明(理解度)がまだまだということ。これはとても勉強になります。授業で先生が説明したのと同じ語句を使って、コピーのように覚える。それを他者と言いあいこする。ぜひお試しを…。

  • <耳で聞く>

繰り返し聞いている内容は記憶しやすい。つまり、ちょっと前に流行った、「歌で覚える」もこれにあたります。でも、ブツブツ言っている時点で耳も使っているので、五感を使うことはやっぱり大切なのです。時々、音楽聞きながら勉強をしたり、ラジオを聴きながら(今はユーチューブか)勉強をしたりする生徒がいます。でも私はあまりお勧めしません。(オルゴールや伴走のみの音楽は除く)人間はそんなに器用ではありません。一つのことに集中させたいものです。私は時々ラジオを聴きますが、新聞や本を読むときは消します。ラジオの音が邪魔になって集中できないのです。

  • <フィートバックする>

覚えたことをもう一回復習する(フィートバック)作業を大切にしたい。さっき覚えたことを、すぐに復習すると覚えている。これは当たり前。大事なのは、3時間後、12時間後、1日後、3日後、1週間、半月後…。などのように「忘れたかな」という時にフィートバックすること。稲門授業も、いつも忘れたころに小テストを挟んでいます🍀社会の流れや理科の実験内容など、白紙の用紙にすべてかけるようになるまで何度も反復することをお勧めします

色々な方法を書きましたが、一番大切なのは、たくさん工夫して、自分にあった方法を探ることです。

日々の勉強、期末テスト前の対策を通して、自分の勉強を進める上での性格をよく知って、勉強上手になりましょう!

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